歌詞から2つの曲を比較する

歌詞

Juice=Juiceの楽曲「イジワルしないで抱きしめてよ」と「私が言う前に抱きしめなきゃね」の2つを比べて、歌詞から読み取れる男女の関係性について考察してみました。

イジワルしないで抱きしめてよ

Juice=Juice 『イジワルしないで 抱きしめてよ』[Don't be spiteful, but embrace me](MV)

全体設定

付き合っている男女の歌

『ローズクォーツ』『情熱の女神』『バスタイム』等のワードから、登場人物の年齢設定が大人だと考えられる。駆け引き。

『愛』が頻出している。

『新しい夜』『愛と美の時間』といった「2人の」夜「2人の」時間と受け取れる表現が多い。

『愛の数だけ 星がある』

彼女目線

・彼氏にぞっこん。
『早く会いたいわ』『私のどこが好きよ』『あなたの匂い好きよ』

・抱きしめてほしいのに彼氏は抱きしめてくれないので、結局自分から抱きしめている。
『イジワルしないで抱きしめてよ→無償の愛なの 抱きしめるわ』

・愛情表現の少ない彼氏に対して少し不満はあるが、会うと許してしまう。
『全てを許してあげる Tonight』

彼氏目線

・愛情表現をあまりしない、焦らしている。

私が言う前に抱きしめなきゃね

Juice=Juice 『私が言う前に抱きしめなきゃね』 (MV)

全体設定

付き合っている男女の歌

『文化部』『男子』『親に内緒』等のワードから、登場人物の年齢設定が中高生であると考えられる。思春期のもどかしい恋。

『誰かに取られるぞ』『時間は待っちゃない』『社会』『流行り』といった2人の関係性の外にある概念の描写が多い。

『本物の覚悟が今日も星となる』

彼女目線

・抱きしめてほしいから「抱きしめていいよ」と言いたいが、自分がそう言ってから抱きしめてくるような意気地がない男には抱きしめさせてあげたくない。
『「抱きしめていいよ」 私が言う前ならしていいのに』

・これ以上放置したら他の人のところに行ってしまうぞ、と強気に思っている部分。
『黒髪だからって真面目な子とか 安心してたら誰かに取られるぞ』

・彼の態度に不安になるような弱気の部分。
『女の子の涙 女の子の不安』

彼氏目線

・彼氏だから、と無根拠に彼女は離れていかないと安心している。
『安心してたら誰かに取られるぞ』

まとめ

 どちらも彼に抱きしめてほしい、という乙女心を歌ったものですが、抱きしめてくれない彼のことをイジワルに思う曲意気地なしと思う曲という風に対極に描かれているのが面白いと思いました。抱きしめてほしい、と歌っている曲はハロプログループにまだまだあるのでたくさんの曲を比較してみるのも面白そうです。

チームメンバー:かりん、りこ、まりの

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